教育と共育

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トーキョーコーヒー

(ダダさんの講演会資料より)

少し前になりますが、12/6 トーキョーコーヒー代表、吉田田タカシさん(ダダさん)のトークライブに行ってきました。

私にとっては11月の奈良でのカンファレンスも含めると、三回目のリアルトークライブ。いよいよ深く自分の中にダダさんの思いや願いが染み込んでくる。

 彼の若かりし日の話で出てくるのが、少し上の世代がいわゆる「不良」が大ブームだったがために、先生も校則も超厳しかったという事。そんな少年時代に抱いていたもやもや感が「反骨精神」と成長し、彼を立派なロックシンガーに育てていく。

 私はちょうどその「不良最盛期」の終わり頃に小〜中学生だった世代でまだ中学校の窓ガラスは割れ、校庭には時折先輩達がバイクで走り回り、先生は竹刀を片手にうろうろしていた。生で「不良達」を見てきた世代。

神戸で一二を争う荒れた中学校で、どうやったら「不良達」が教室に入るか?を生徒会で話し合うことが普通だった。

 その頃の生徒達は悪かったが、元気はあった。自分の意思を表現できる健全さもあったのかもしれない。

しかし中学3年生の頃、「不良達」が卒業すると、生徒達は大人しくなり、今度は「挨拶運動」なるつまらない企画が生徒会で持ち上がった。先生に挨拶したら、何かしらハンコかサインをもらえるというもので、馬鹿馬鹿しくて一気に冷めてしまった。

その頃の生徒達が落ち着いた後、先生達はもう2度とあの悪夢は見たくないと、校則を厳しくして行ったのかもしれないなぁと想像できる。

あの頃、先生も生徒も活気があっていい意味で本気でぶつかり合っていた。

 そこから40年近くが経った今、学校からは不良達が消え、不登校の子供達が増えている。そして彼らは無駄に戦わない。

ダダさんのメッセージ

(ダダさんの講演会資料より)

「学ぶとは正解を暗記することではなく答えを探求し、自分たちで作ること・・・・・・人生の観客ではなく作り手になる」

この言葉達を見ればダダさんの根底に流れる熱いメッセージが伝わってくる。私の中では「生きろ!!!」に聞こえる。

「自分を燃やして生きろ」というロックシンガーからの、「愛に溢れた激励」が見え隠れする。

ダダ少年の中に「ぐわんぐわん」と鳴り響いていた思いをこれからの子供達に抱くことのないように、教育革命を起こそうとしてる。

(ダダさんの講演会資料より)

根っこは安心と自信

(ダダさんの講演より)

「安心と自信」という根っこに「愛」という太陽が注がれた時、子供達はみるみる育っっていく。逆に言えば、「安心と自信」と「愛」がなければ、育つものも育てないのです。

安心のない環境で、自信もなく、主体性の発揮できない教育システムの中で燻っている子供達がたくさんいる。そしてその子供達は自分の居場所ではない学校に行かないという選択をする事で大人達にサインを送っている。

それが今の教育システムの中で不登校児の激増という現象として現れている。

「問題は子供の不登校ではなく、大人の無理解」

この視点に立ってトーキョーコーヒーのみんなは手の届くところから自分たちのできる事をしている。そしてその活動をすることで自分と向き合い、自分を開いていくみんながいる。そんな私たちが同じ旗を立てることで、この国で大きな大きなムーブメントになりつつある。

ワクワクします!

ダダさんありがとう(^O^)

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