著書

2022年11月 「風の時代の子育てバイブル」を電子書籍出版しました。

Websiteでお伝えしている「妖精達のバイブル」の内容をまとめたものになります。

 ~引き寄せではなく惹かれ合う「宇宙の愛の法則」で本当の自分を思い出そう~

はじめに

~自分自身の花を咲かせよう~

私は今、風を感じ、空を見上げ、花を愛でる余裕のある心穏やかな毎日を送っています。

自分の目の前に繰り広げられる夢のようなシンクロニシティーや出会いに感謝し、自然に湧き上がる直感に導かれて流れるように生きています。私としての花を咲かせる生き方をやっと始められたところです。

4年程前まで、私は「子どものためだけに生きる」という人生を重い足取りで歩んでいました。
長女が3歳の時に離婚をしシングルマザーとなり、経済的に自立する為に仕事を掛け持ちしながらの生活が始まりました。子供に対する罪悪感もあり、再婚後もとにかく自分より子供という考え方で生きていました。

しかし、難しい家庭環境で育つ中、思春期になった娘はひどい反抗期に入りました。私はあまりの辛さに、死を選ぶ事すら脳裏によぎるほど心が弱っていきました。そして身なりも構わず、美容院にすら行かないお母さんになっていきました。

私自信もそうでしたが、私達世代(昭和生まれ)の女性は特に、古い固定概念がびっしり心を覆っています。そう、地の時代の名残を背負ったまま生きているからです。

ピラミッド型の縦社会、男女差別が当たり前にあった時代。そういう社会の教育を受け、そういう時代に育ってきたので仕方ない事だと思います。

そして私は、子育ての目標は「この社会に順応し、自立して生きていける人に育てる。」だと思っていました。

この頃の私の価値観は

·人生辛い事を乗り越えなければ幸せになれない

·自分の要求を抑えて周りの気持ちに寄り添うべき

·子供のために人生を捧げるべき

·社会に望まれる人間になるべき

·その場の平和のためなら自分が我慢するべき

·自分の事は後回しにし、家族のために尽くすべき

という感じでしたが、あなたはどうでしょうか?一つでも同じ価値観を持っていませんか?

この価値観で私は私を押さえ込み、縛り付け、本当の自分を置き去りにして枯れていくところでした。

転機は4年前に大切なお友達と再会した事からでした。

彼女はヨガの先生で、アーティストで、絵本作家でした。

自分の道をしっかり分かっていて自分らしく人生を送っている彼女はとても輝いていて眩しく、当時の私にとっては憧れでもありました。

長女が生まれる前は精力的に音楽活動をし自分を生きていた私でしたが、その頃は全く音楽活動をしていないどころか、好きなピアノにすら触っていませんでした。

最後に曲を書いたのは、その彼女とのコラボ曲でした。彼女が歌詞を書き、私が曲を作り演奏し歌ったのです。

それはとても素晴らしい曲になり、あるフラのイベントで毎年皆で踊る曲として今でも使われています。

そんな本当の私の姿を知っている彼女は「歌って!」「歌わないと病気になるよ」と言ってくれました。そしてその時彼女が私にもう一つ言ってくれた事がありました。

「ヨガを自分のお仕事としてやってみて!」

その発想はとても新鮮に感じました。

何故なら、私にとってヨガは「私の喜び」で当時の私は自分の喜びは最後に···と考えて結局やらないというのが常だったからです。

「自分の仕事だと考える···」それならできる。

そう思った私はすぐに近所のヨガクラスに通い始めました。

ヨガをやることで自分の時間を持つことができました。

週に1回2時間の自分のための時間。それはとても素晴らしく、少しづつ私を私に戻していきました。

その後、人生は面白いもので、不思議なご縁とタイミング、シンクロニシティが次々と起こり、私は音楽活動を再開することになりました。

私が私の為の時間を作り、私の為に生きる事を再開した事で、私の為に宇宙が回り始めたのです。

その後、私はどんどん私らしくなり、子供達は学校に行かなくなりました。

それぞれの本当の道へ軌道修正が行われていったのです。

現在はflowerbed.earth(フラワーベッドアース)のボーカル、シンガーソングライターとして音楽活動をしています。

「スピリチュアルメッセージ」を歌い届ける事で私の花を咲かせ始めたところです。

この人生、あなたはお母さんとしてたくさんの経験をし、子どもから無条件の愛を受け取りました。この赤ん坊が母親に向ける無条件の愛は、他人の誰からも、また実の親からさえも、感じたことがないものだったはのではないでしょうか? その無条件の愛を感じるのは至福以外の何ものでもなかったはずです。
自分以外の小さな愛おしい者を1番大切に考え守り育てるその体験は、私たちの中にある母性を育みます。またその豊かな母性がなければそもそもできない、責任の伴う大変な役割でもあります。そこからの学びは多く、また深く、私たちの個性に彩を加え輝かせているはずです。
母として、髪を振り乱し、外見も構わず無我夢中でやってきたことは、命を育むという本当に尊い行いです。周りの理解も協力も不十分な中、一人で頑張って来られた方もたくさんいるはずです。
本当に頑張りましたね。

さあ、その十分に満ちた母性をまとった美しいあなたは、今度はあなたとして花咲く時がきました。この自分の花を咲かせることで、もっと楽しく、軽やかに愛の子育てを実践できるようになります。
そのきっかけはとても小さな1歩だったりします。そして、人それぞれ違います。
「全てのお母さんに、自分自身の花を思う存分咲かせてほしい」
そんな思いでこの本を書くことにしました。

私の体験、学んだこと、たくさんのシンクロニシティーから思い出したことなどを少しだけお伝えしたいと思います。
心のどこかに、不安と違和感、悩みを持ちながら子育てをしているお母さんたちへの、本当の自分を生きるためのヒント、またはそのきっかけになれば幸いです。

子育てとは、あなたという魂が生きる喜びを存分に味わいながら、思い切り人生を想像していく姿を子供達に見せることではないでしょうか。そこから子供達はしっかりと愛と必要なものを受け取ります。

自分を愛し、大切にする事、自分の機嫌を自分でとっていく事で目の前の世界が変わり始めます。

本当の自分を生きる為のヒント、またはそのきっかけになれば幸いです