Flowerbed.earth 関西初ライブ

ライブの後、一人ゆっくりとお湯に使っていたら浮かんできた諸々を書いてみた。

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母の「愛の呪縛」

昨日の大阪ライブに、flowerbed.earthの相方夏慈(かじ)さんのお母様が来られました。

親戚の方、実家のご近所の方も来られる人気ぶりで、本当に愛されているなぁ。

 今の社会ではご近所とのつながりが本当に希薄になっていて、昔近所に住んでいた人のライブに来るとかありえないなぁと思うと、古き良き日本社会のつながりの中で育った方なんだろうなぁと思いました。私の実家ではありえないし、親戚はとっくに会わなくなってしまった。

そんな彼と時々話しているのは、お母さんの「愛の呪縛」について。

母は皆子供の幸せを一番に考える。それ故に、失敗の前に辞めさせたり、夢を潰してきたりする。社会に合わせて生きる事を良しとし、自分自身であろうとすることを否定したり、危ない道に見える子供の個性的な道や学びの道を遮断する。

全て愛からなのです。それが子供を守る道だと教わり、そう信じているから。

 親になって社会の中で子育てが始まった時、例えば、保育園や幼稚園に子供を預けたりするようになると、その中の一員となることが強いられます。それは社会性を育む大切な体験ではあるのだけれど、子供たちに「個性を抑えて周りに合わせること」を良いこととして教える事にもなる。

 学校に行っても、皆と同じようにできることが正しい事のように教わる。「何年生なんだからこれはできるよね~」みたいな事を言われたりする。

子供を守るべき弱い存在であると同時に、躾けるべき未熟な存在であると勘違いしている。

赤ちゃんはみんな守るべき存在ではあるけれど、私たちよりもっと宇宙や自然と繋がっていて、いろいろなものが見えているし感じている。私たちが失ってしまった「五感以外の感性」を持っている。それを大人たちが知らないうちに無きものにしてしまう。それもこの社会で育ってきた私たちにとってはある意味仕方ないことなんだなぁと思う。

 母の「愛の呪縛」から逃れて好き勝手やった若かりしころの体験は、私たちの根っこを作っている。だけど、自分が親になった時、同じことをしそうになったし、実際していた時期もあった。今度は親としてどうあるべきを社会の常識として言われたりするのだ。危なかった。

3次元世界(物質世界)のギフト

 とはいえ、呪縛に苦しめられ、自分を見失いそうになった経験は決して無駄なことではない。それはこの物質世界でしか体験できない貴重な感情を体験できるからだ。

この身体に収まっている窮屈さも然り。我々は、望んでまた好んで、この世界に来ている。

そう思って見ると、全てを味わい尽くしたい。どん底な気分も、劣等感も、所詮我々の世界にしかない感情。過去に味わった痛みは無きものにせずしっかり味わうことで昇華されていく。過去に犯した罪も、そこから得た恐怖と罪悪感も・・・

この社会の中でしか味わえない。でもそろそろ次のステージに移行する時期にきている。

見える世界は5%

私たちが見えている世界、科学で見えてきた世界はこの世界のたったの5%と言われる。だけど、知らないことだらけの世界にいる私達は、大人になって何でも知っている気になっている。

言葉が表現できる世界もきっと5%ぐらいなんだろうと思う。到底この世界の事など言葉では説明できない。私たちの理性では計り知れないのがこの宇宙であり、この世界なのだ。

そこでその先を表現するツールとなるのが私たちにとっては音楽なのかなぁと感じている。

音は波動、周波数である。

心地よい、なぜか涙か溢れてくる。そういう時、言葉では表せない何かを感じている。

大阪のライブに来てくれたお客様で、ライブの途中にふと「仕事やめよ」と呟いた方がいた。それは言葉で説明できない何かを感じ取ってくださり、ふと出た言葉だったのだと思う。

 ライブに来てくださる皆さん一人一人違う人生を生きてこられている。それぞれに響くところが違って、様々なところで感じ、受け取って帰って下さる。それが私の喜び。

 歌詞をつけて歌ってはいるのだけれど、それを載せる声の周波数にも様々な情報が乗っかっているのだろうと思う。私には計り知れないし、知らなくて良いのだ。

ただただ気持ちよく歌わせて頂けるように自分を整える。

その場にいる方の波動やその場所の波動もかなり影響を受けるので、自分の中に入り純粋に表現することが難しく恐ろしい時もあったけれど、歳を重ねずいぶん整ってきたように感じる。

私は私でいていいのだ。それを自分に落とし込むのに相当時間がかかったけど、まだ生きているのは本当に有難い。命ある限り、歌い続けようと思う。

大阪の皆様本当にありがとうございました。

感謝🙏

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