様々な活動が全て繋がっていて自分はある方向に向かっているのを感じる。





①大和市学びの多様化学校(引地台中学校分教室)
大和市にある「学びの多様化学校」(引地台中学校分教室)に視察に行ってきました。
「川崎 子ども夢パーク」と同様に、子どもたちは自由に活動し、キラキラと輝いていました。
ゆめパークとの違いは、行政、つまり教育委員会が作った学校であり、スタッフはもちろん現役の先生達なのだ。
そこで出会った先生方はまるで子供のようなキラキラした目をしていて、とてもリラックスして楽しみながら子供達と対峙していました。そして熱く語ってくださる姿はまさに「夢みる大人」そのものだった。
現役の先生方の中にも、今の教育システムのおかしさや足りない部分は気づいている方もいる。ただそれに対してムーブメントを起こすだけのエネルギーがある先生方は少ない。
多くの先生方は、しなければならない業務に追われ、子供たちの心の中までケアできるほど、気付けるほどの余裕はない。そのような先生達の現実を忘れてはいけないというお話しも聞いた。
以前娘の担任だった先生も、教育に対する熱い思いはあるのだけれど、毎日の業務に疲れ果てているのを見て、気の毒に思ったことがある。今の教育システムはもう時代に合っていない。
②自分らしくいきる力を育む ~新たな挑戦~
大和市の引地台中学校分教室はなぜできたのか?
「夢みる先生たち」がどうして生まれたのか?
大和市の場合はそこの先生方だけではなく、教育長が鍵であった。その分校を作ることを決め、エネルギーのある先生方を見定め「引地台中学校分教室」に送り込んだ。
でももしかしたらそんな先生方がいたからこそ、この分教室の案が浮かんだのかもしれないとも思った。
やはりキーパーソンとなる先生方が何人か要るのだ。小田原にもそんな先生たちがいてほしいと切に願います。
まずは「子供達を信じること」
子供たちの見せてくれる「自ら掴み取る成長の瞬間」という素晴らしい場面に出会い何度も魂が震えたと語ってくれた。
分校室では子供達は自由だ。やりたいように過ごしている。それは「川崎子ども夢パーク」内にある施設「フリースペースえん」でも同じ。
まずはゆっくりとした自由な時間が必要。自分の時間を必要としている。普通校の子供達にはこのゆっくりとした自分の時間が少なすぎる。先生達と同じでやるべきことをやる時間がほとんどで、家に帰っても宿題や習い事があったりする。
また、子供が安心して自分自身でいられることができる環境を、普通校では作り辛い。
まずは「そのままの君でいいよ」と言ってもらえることが子供達には必要なのだから、行きづらくなってくる子ども達が出てくるのも仕方ない。
「安心と自由な時間」が確保されると、子供達はどんどん挑戦したり、失敗したりしながら自分らしく生きることを自ら学んでいく。あとはそっと見守るだけ。
「彼らを信じて待つこと」が必要なのだ。
「引地台中学校分教室」の先生が最後に仰っていたのは、「普通校にもこの教室の空気を入れること、そして分教室が必要なくなることが大切」ということだった。
大和市と全く同じではないにしても、小田原でも今ある環境でもう一つ進んだ制作ができるのではないかと希望が湧いてきました。
「今ある環境を生かして何ができるのか?」
次のイベントでは、まずは大人達がこれまでの教育や生き方に対する価値観をアップデートし、これからの新しい時代に必要な「自分らしく生きる力」について何か新しいものを感じていただければいいなぁと思っています。
そしてみんなで話し合いたいですね!