教育、自然、音楽──どの活動も別々のようでいて、すべては一つの方向へと導かれているように感じます。
その先にあるのは、「本当の自分=本質」への目醒め。
歌の力、音楽の力
先日、『生命交響曲 魂の喜びの歌』という合唱曲を演者の皆さんのすぐ目の前で聴かせていただきました。
壮大な楽曲で25分もある作品なのですが、静かなイントロから始まり、皆さんの合唱が響き始めてすぐに胸が熱くなり涙が溢れ始め、なんとその後曲が終わるまで、延々と声を上げて泣き続けました。
音楽のパワー、素晴らしさをあらためて感じることができた感動的な時間でした。
その歌詞は、全ての源となる意識、森羅万象全てを創造した宇宙の根源、表現宇宙創造の本質、人間存在の本質について表しています。
私が受け取ったものは、歌詞の内容というよりかは、合唱されていた、30~40名ほどの皆さんの発するものでした。歌う皆さんの波動が私の内側にビンビンと響いてきました。
「自分の本質に気がつき目醒めた喜び、そしてそれを伝える愛と感謝の波動」です。
『生命交響曲 魂の喜びの歌』は、「私たちは愛と平和を想像し、創造するために生まれてきた。新たな世界を創造しよう」とも伝えています。
「霊育 ─ 内なる宇宙を思い出す」
『生命交響曲 魂の喜びの歌』を聞いたのは、Youtube健康セミナー
https://www.youtube.com/channel/UCxgYmeLsD4FSUpM-8Uqro7A
のダイキさん主催
「現代人に必要な正しい霊育」というイベントの講演の中でした。今年の2/1に小田原、三の丸ホールで行った「夢みる校長先生」自主上映会のイベントにも登壇していただきました。
ここ最近、如意庵で観てきた素晴らしい映画たちの伝えているところは、私たちの本質、つまり「私たちは一体何者か?」というところです。
「自然の一部、というか自然そのものであり、それは宇宙とも繋がっている。」という事。
そこまでの理解を持って生きること、それが自然と健康でいられる、正しく生き、死ぬことができる道なのかなぁと感じています。そう思うと、私たちの本質「霊性」をしっかり理解する必要があります。それなしでは語れないからです。
「宗教」や「スピリチャル」という分野で「霊性」に対する教えや導きがありますが、
近年、量子物理学の分野でも私たちの本質(全ての物質の本質)についての発見と様々な研究がされてきました。 そして今年、とうとうその量子の世界で起こっている不思議な現象が私たちの生きている世界、「見える世界」でも証明されました。
2025年のノーベル物理学賞で、量子の世界でしか起こらないと思われていた現象が、肉眼で見える電気回路の中でも確認されました。
「量子の不思議」は、もはや微小な世界だけの話ではない──
これは、“見える世界と見えない世界が同じ法則で動いている”ことの科学的な証明とも言えるのかもしれません。
科学の世界でも、「すべては波動であり、意識が現実を形づくる」ということが、少しずつ証明されつつあります。
つまり、目に見えない世界の真実が、科学の言葉でも語られるようになってきたのです。
本質を学ぶ、伝えるためには、精神性のみならず、霊性を伝えること、霊育がこれからの世界ではとても大切なのだと感じています。
「霊育」とは、誰かから教わることではなく、一人ひとりが内なる宇宙に耳を澄ませ、 本質を思い出していくことです。
それがこれからの時代の“教育”であり、癒しであり、目醒めなのだと思います。
そして今、私たちはもう一度、地球(Terra)の声に耳を澄ませる時を迎えているのかもしれません。その声は、きっと私たち一人ひとりの内なる宇宙の中から響いているのです。

