心理学的視点&脳科学的視点
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1意識の層
・顕在意識(consciousness)と
潜在意識(Personal Unconscious)
・意識の90%を占める潜在意識(個人的無意識)の影響力
個人の人生経験が潜在意識(シナリオ)を作り、その潜在意識が現実(人生)を作り上げている。
人は潜在意識が自分に許したものしか受け取れない。
・集合的無意識(Collective unconscious)とは、
分析心理学者C.Gユングが提唱した「無意識」に関する概念であり、個人の人生経験から構成されうる「個人的無意識」と区別された、心の深層に潜在する人類に共通したパターン(元型)で成立する「無意識の層」である。
個人的無意識が、一度は意識されながら、忘れられたり抑圧されために意識から消え去った内容から成り立っているのに対して、集合的無意識の内容は一度も意識されたことがなく、それゆえ決して個人的に獲得されたものではなく、もっぱら遺伝によって存在している。」
キャラ1:考える左脳(脳科学)
原型:ペルソナ(心理学)の特徴
・整理整頓・きっちり分類・メカに強い、身だしなみが良い(見かけが大切)計画性がある・権威主義(上下関係がはっきりしている)
・正邪、善悪がはっきりしている(正しいことが何よりも重要)
細部にこだわる・数字に正確・完璧主義・全て把握したい・防御的(敵味方を明らかにする)
ちょっと薄情で、ロボットっぽい 感情表現に乏しい
心理学、原型の「ペルソナ」に対応
キャラ2:感じる左脳(脳科学)
原型:シャドウ(心理学)の特徴
恥をうちに秘める 自分は無力、愛される価血がない
条件付きで愛する ネガティブな自己評価 不安、泣き言をいう
自己中心的 他者を責める
脳の原始的な部分であり、
心理学、原型の「シャドウ」に対応
キャラ2は無意識の脳(潜在意識に繋がる)の一部であり、意識的なキャラ1には知られていなかったり徹底的に排除されたりする
感情を出さない人はキャラ2の認識ができていない場合も
キャラ2は、私達の最も深く最も美しい痛みの豊かな源
愛されたいという切なる願い
あらゆるポジティブな感情とネガティブな感情を発露させる
この能力のおかげで人生は豊かなものにもなる。
この部分は成長の最前線
↓
心の中の警報機
感情の深さや成長の可能性をもたらす
キャラ2の暴走は心の奥底に危険を感じさせる「何か」が(潜在意識)の中で起きている。自分の反応の根底に何があるのかを探ってみることで自分自身の恐れや弱さへの理解が深まる
キャラ3 感じる右脳 (脳科学)
原型:アニムス、アニマ(心理学)
寛容 許す 畏敬の念 今ここ 全ては贈り物 遊び心 共感力
創造性 楽しむ 好奇心旺盛 オリジナルスタイル 経験的
感性と直感に従う 自然発生的エネギー 能天気 無秩序
感じる脳 キャラ2、キャラ3
キャラ2
今現在に関する情報を受け取り、過去の経験と照らし合わせる
宇宙から分離した単独の存在と自らを見なす
キャラ3
「今ここ」「この瞬間」の経験にしかない豊かさに完全集中
「宇宙意識」と直接結びついて自分自身を認識している
「基本的に感じる脳は恐怖や不安という形で私たちに多くを語りかけてきます」
恐怖と不安は異なる回路で発生する
恐怖
強い感情であり、今この瞬間右脳によって引き起こされる
不安感
今この瞬間でも感じるが、左脳が関与すれば過去に起きた経験やトラウマ、または将来のいつか怒るであろうと予測している事柄によっても引き起こされます。
身体の動揺に加え、自身喪失による絶望感を伴う
予測できない不快なこと、危険が周囲に潜んでいないかという心配によって引き起こされ、無力だと感じてしまう。
左脳の感じる脳によって引き起こされる
キャラ2 痛みと恐れ、不安を引きうけてくれるキャラ
癒し方
✖︎キャラ1(考える左脳)を訓練して恐怖や不安を抑えるようにできても、それは後に悪影響を及ぼすことになる。
◉気づいて、一旦ありのままの姿を受け入れ、愛する
◉激しいネガティブ感情は全て脳内回路上で稼働している細胞
群であるということを知る
キャラ2の暴走は心の奥底に危険を感じさせる「何か」が(潜在意識)の中で起きている。自分の反応の根底に何があるのかを探ってみることで自分自身の恐れや弱さへの理解が深まり、それに気づくことで自然と痛みや悲しみ、怒りなどの感情は消えていく。
~余談 脳の仕組み~
「記憶の形成について」
強いストレス(扁桃体の警報が出ている状態)を感じながら生活している子どもにとって、「学習脳」が神経解剖学的に停止した状態で、何かを学ぼうとすることは不可能に近い。
キャラ4:考える右脳(脳科学)
原型:セルフ(心理学)の特徴
全ての生命と共有される特別なキャラ
全知全能の知性(神)
人間はキャラ4を引き出すために宗教的な教義、祈りやヨガなどを考案してきた
キャラ4の意識は、私達の体の全ての細胞と、宇宙の全ての分子に織り込まれている。
キャラ4の意識は、肉体的な経験もしている精神的な存在であり、私たちが無限の一部として存在する事を可能にし、私たちを「宇宙の愛」とつなぐもの。
気づき:私は全てのものと繋がり、同じ意識を共有している
私はその中にいてそれは私の中にいる
私たちは互いに影響し合っている。
私たちはそれを感じるために自分を訓練できる。
広がり:可能性に心を開く 完璧であり、ありのままに美しい
私たちは「唯一のもの」のエネルギーの中
繋がり:宇宙の流れの意識の中全てとつながる
瞑想や祈りの空間で共鳴する
一人一人が人類のネットワークの中のニューロンであり複雑に繋がっている
受け入れる:ありのままを受け入れる
変化を受け入れる:人生は一瞬すごとの変化の連続であり、それを受け入れ、感謝する
本物:自分の些細な部分を取り除きキャラ1~3の細部を越えるとき、
私は自分の力を手に入れ最高のセルフ(自己)として前に進む。
それは私の中に流れる神(愛)の意識だから
寛容な精神:私は全体の一部
明晰さ:愛すること、愛されることへの意思がはっきりしている
意図を持って:自分の意図をきめ、全てが繋がっていることを信じている
弱さを受け入れる:宇宙の意識として人生に足を踏み入れることで、自分の裸の部分に足を踏み入れ、自分お弱さの中で強く立ち上がる。
キャラ4の意識とつながる
↓
個を超えて神聖な世界へ踏み出すこと
「私」という個人を中心とした、物質的な価値観に偏った社会に生きている。自分が何者であるかではなく何をしたかで褒められます。
キャラ4にとってはそんな外からの条件付きの愛は必要ではなく、人生そのものがご褒美であり、全てのものと繋がっていると感じられる安らぎと至福の状態の中にあり、根底には心からの感謝の気持ちがある。
左脳(キャラ1、2)が強い場合は物理的にも感情的にも安全であるという環境が整はなければ、キャラ4の領域に踏み込むのは難しい
五感で感じる現実しか信じないため、右脳の価値を否定したりする。
私たちのこれまでの人生で身につけてきた固定概念、親や先生、社会から植え付けられた常識によって傷ついたり、がっかりしたりしてきた心の傷が強固な左脳キャラ1、2を作っています。その間違った常識や固定概念を手放すために楽しみながら世界観を再構築したいものです。
私達の中には宇宙の愛とつながるキャラ4=セルフが必ずいて
私たちの内側からでじっと見守り癒してくれています。
子ども達が強いキャラ4を身につけるために
まずは自分自身の中で強いキャラ4を見出していくことが大切です。
健康な子どもたちは何よりも他者との真の繋がりを求めています。
私たちは親として、身近な大人として子供達と関わる時にキャラ4のセルフを示すことができると良いですね。
全ての人、全てのもの中にある唯一のもの=「宇宙の愛」とつながるキャラ4である時、私たちの心は開かれ、子供達を厳しく裁くような心は和らいでいるはずです。
生まれたての赤ちゃんは左脳的な部分が発達していないので全て繋がり、一つであるという右脳的な感覚を常に体感しています。
子供たちの方が生まれて間もないのでキャラ4が強く、子供たちの方からそのような会話に導いてくれるかもしれません。
大人である私たちが優れていて偉いのではなく、むしろ本質的な大切な部分が大きく欠けているのは大人の方だと思います。
量子力学的視点
1量子力学的世界観
・光の粒子性と波動性
ニュートン→粒子性
マクスウェル→波動性 「電磁波理論」を完成させ、光は空間を伝わる波動である電磁波の一種だと証明しました。1864年
ミクロの世界の発見
人間の目に見える現象を扱っているのがニュートン力学
1895年にレントゲンは、偶然にもX線を発見します。
五感に訴えないものもあるということを知る、禁断の扉
放射線や電子など目に見えないミクロの世界
→ニュートン力学では説明できない
「量子力学」の誕生
量子論の登場。アインシュタインへ
アインシュタイン
1905年、プランクのエネルギー量子仮説に基づき、光量子仮説を発表→光の正体が波でもあると同時に粒子でもある
「粒子と波動の二重性」
相対性理論 時間と空間は伸び縮みする
を、光の実体の研究から光が粒であることを発見し、
1922年には光電効果の理論によりノーベル賞を受賞しました。
「E=mc²」という有名な式
特殊相対性理論の結果、質量に光速の2乗を掛けたものが、その物質の持つ全エネルギーである
*アインシュタインの理論や公式もアカシックレコードに繋がったときに湧いてきたインスピレーションが元になっている
余談 原爆について
広島型原爆でエネルギー(15ktキロトン)に変わった質量
0.7g超小さいね!
私たちは膨大なエネルギーでできている?
- ドイツ出身の物理学者アルバート・アインシュタインは平和主義者として有名だったが、1939年にはアメリカ大統領フランクリン・D・ルーズベルトに宛てた、原子爆弾の開発を求める書簡に署名した。
レオ・ジラードは、アメリカがドイツに先がけて原爆を開発して、ドイツの原爆使用をけん制すべきだという、今日の「核抑止論」のような発想を抱いていました。 ジラードはこうした考えについて、同じハンガリー人の亡命科学者であるエドワード・テラー、ユージン・ウイグナーと議論しました。
三人は、アメリカの原爆開発がドイツの原爆使用を回避するだけでなく、原爆を使った戦争をすれば、戦争の勝者も敗者もなくなり、戦争そのものができなくなるだろうと考えました。そうなれば、通常兵器を使ったあらゆる戦争も廃止できるだろう。彼らはアメリカの原爆開発にきわめて楽観的な、夢のような期待を抱いていたのです。
ナチスの暴圧を逃れて亡命してきた科学者たちは、核兵器を手にしたアメリカがこのように人間性を喪失し、変質していくことを予想だにしていませんでした。アインシュタインは、手紙に署名したことを生涯の最大の過ちとして、その後の生涯を平和のために捧げました。
引用:https://www.antiatom.org/GSKY/jp/Rcrd/Basics/jsawa-05.html
大好きなアインシュタインの名言集
https://dictionary.goo.ne.jp/quote/1/
アインシュタインが娘へ宛てた手紙 (感動で泣けます)
https://tulsi-no-mori.jp/blogs/blog/blog0001
観測問題
実験の観測者の意識が結果に作用する
現在いろいろな解釈で説明しようとしている(仮説を立ててそれを証明しようとしている。)
*現在の科学の常識で証明することが難しい実験結果が出ている。
科学はこれまでの常識では考えられない理論や視点を持つことでこれまでも発展してきた。→今科学の進歩、飛躍のチャンス
これまで新しい理論や視点を得た科学者は常識に基づき科学的に、数学的な計算や実験をたくさん行なって導き出したのではなく、ひらめき(アカシックレコードとの繋がり)で情報を得た場合が多い。
アカシックレコードにアクセスしたと言われる人々
アインシュタイン、ニコラ・テスラ、レオナルドダビンチ、ジャンヌダルク、エドガーケーシー、保江邦夫
2量子力学的に見る私とは?
・量子の世界(私たちの最小単位)
命あるものもないものも全ては量子でできている
DNAも化学物質で原子でできている。その中には量子がある
人、机、スマホ、石、パソコン、水、空気、全て
人間の身体は、炭素原子、酸素原子、水素原子、窒素原子、カルシウム原子、リン原子、カリウム原子などから構成されています。では原子は何で出来ているのでしょうか?
原子核と電子で出来ています。では原子核の中はどうなっているのでしょうか?
その先が量子力学の世界です。
原子核の中には陽子と中性子があり、それぞれの中にはアップクォーク、ダウンクォークと呼ばれる素粒子が入っています。
ずいぶん小さく細かくなってきましたね。これが物質界における全ての物の最小単位です。
ここでそれぞれの大きさを確認しておきましょう。
原子の真ん中には原子核というものがあってその周りを電子がぐるぐると回っているという「太陽系モデル」と呼ばれる説明を聞いたと思いますがそれは大まかの様子しか現していません。
わかりやすくする為にそのような説明がされているのですが、教科書などに出てくる図解なんかも実際の比率とは全く違います。
では実際にはどういう状況になっているかと言うと、原子核の周りに電子雲と呼ばれる雲のようなものがもやっとかかっています。それはどう言うことかというと、電子がものすごい速さで動いていると言うことです。早すぎて電子はいつどこに存在しているのか分からないと言うことです。
そしてその電子雲の大きさを原子の大きさとして私達は捉えています。
原子の大きさと原子核の大きさを比べてみると、東京ドームとパチンコ玉1個ぐらいの大きさの違いがあります。そして電子の大きさは原子核の1000分の1ぐらいと言われています。
つまりパチンコ玉の周りにパチンコ玉の1000分の1程度の大きさのものが数個、物凄いスピードで動き回っている。それが東京ドームほどの大きさの雲のように外枠を作っているように見えている。
ちょっと想像してみてください・・それが全てのものを構成している原子のリアルな姿なのです。
つまり、ここで押さえておきたいポイントは、原子は99.9%空洞でスカスカであると言うことです。全ての物質、スマートフォンもパソコンもコップも猫も犬も鳥も私達も全てはスカスカの原子でできてるのです!
なので私たちの本当の姿は、実体のないスカスカな存在というわけです。
参考:bloomoon ブログ、または書籍「風の時代の子育てバイブル」
①世界観の再構築その1(量子力学的世界観への書き換え)
超弦理論
最新科学では実はこの先の理論まで進んでいて、素粒子は振動するヒモでできていると言う「超ヒモ理論」という理論があります。全てはヒモでできている?面白い理論だなぁと思います。
ここで一つ押さえておきたいポイントは全て振動するヒモであるというところです。
振動するということはその振動の仕方(震え方)が色々あります。それを周波数といいます。素粒子は全て独自の周波数を持っているという事です。
私達人間だけではなく、机、車、携帯、などの物や空気も全て素粒子で出来ています。そしてその全てが独自の周波数を持ち、その周波数の違いで他のものとの区別がされています。
共振、共鳴する私たち
私達人間だけではなく、机、車、携帯、などの物や空気も全て素粒子で出来ています。そしてその全てが独自の周波数を持ち、その周波数の違いで他のものとの区別がされています。
それぞれの周波数と同じまたは近いもの同士が惹かれ合うという仕組みになっている。
自分のまとっている周波数が目の前の現実世界の周波数と同じ。
自分の周波数が変われば現実は変わってくる
2022年 ノーベル物理学賞「量子もつれ」とは?
「物理学の常識を根底からひっくり返す、まるで魔法のような現象」が量子力学の世界では当たり前に起きていて、それが「量子もつれ」と呼ばれている、
クラウザー博士とアスペ教授は「量子もつれ」と呼ばれる量子力学を象徴する現象が理論だけでなく、実際に存在しうることを証明しようと、1970年代から研究に取り組んできました。
その結果、2つの光の粒などの量子のペアがお互いにどんなに遠く離れていても片方の量子の状態が変わると、もう片方の状態も瞬時に変化する(時空を越える→光速を越える)という、「量子もつれ」の現象が実際に起きることを実験を通して示しました。
「量子もつれ」についてはアインシュタインをはじめ、多くの著名な研究者が疑問を投げかけていましたが(「幽霊みたいな(spooky)」存在と呼んでいた。)
アスペ教授らは実験によってその正しさを証明しました。
そして、ツァイリンガー教授はこの「量子もつれ」という現象を利用すると、ある情報を量子に埋め込み、それを離れた場所にあるもう一方の量子に瞬時に伝えることができる、「量子テレポーテーション」という現象が起きることを実験で示しました。
量子もつれとシンクロニシティー (共時性:心に思い浮かぶ事象と現実の出来事が一致すること)
量子力学では量子もつれによって光速を超えた即時の情報伝達という、非因果的な相関が生じることが明らかにされている *非因果的とは原因がわからないこと量子力学における非因果的な相関を明らかにしたパウリは、ユングと交流するなかで、そのシンクロニシティの原理に共感し、精神と物質も統一する疑似科学的な理論の構想をしていた。
*シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)
1930年にスイスの心理学者カール・ユングが唱えた言葉だ。
ユングは自らが提唱する「シンクロニシティ」という斬新な概念を説明するため、まったく畑違いの「量子もつれ」という奇妙な現象を自説に取り入れた。その大胆な手法と論理展開に対して否定的な意見も少なくなかった。しかし研究が進んだ現在、人の脳の活動にも「量子もつれ」のメカニズムが大きな影響を及ぼしていることがわかってきた。やはり、ユングは間違っていなかったのである。
現代は「量子もつれ」がわれわれの世界にどのような影響を及ぼすのか、さらにはどのように利用することができるのかを、現実的な問題として議論する時代になったのである。
・まとめ
量子力学的世界観=仏教の世界観
=ジル・ボルト・テイラー博士の右脳だけの世界